「院内処方」と「院外処方」

院内処方のイメージ写真

診察を受けた医療機関で直接お薬を受け取ることを院内処方、処方箋を発行してもらい、調剤薬局でお薬を受け取ることを院外処方といいます。
最近では医薬分業が進み、多くの医療機関が院外処方のみとなっていますが、当院では患者さんにメリットが大きい院内処方も行っております。

院内処方は患者さんにとってメリットがたくさん

患者さんにとっての院内処方のメリットとして、

  1. 薬局に行く手間や時間が節約でき、会計が一度ですむ
  2. 薬局への費用がなく、トータルでの自己負担金額が少ない
  3. 医師から直接薬の説明を聞ける

などがあります。特に、体調の悪い方、足腰の弱っている方、小さいお子様連れの方は、診察後に薬局まで移動するのは大変かと思います。

患者さんに喜ばれるクリニックを目指して

医療機関にとっては、院内処方のために大量の薬剤を保管するスペースや、調剤作業を行うスタッフを確保することは難しいことでもあります。
そのほか院内処方にかかるコストの負担が大きいため、院外処方をえらぶ医療機関が多いのが現状です。
しかし、当院は「患者さんに喜んでもらえるクリニックになりたい」との思いから、院内処方を行っています。

院内処方では、スペースの都合でそろえられるお薬に限りがあるため、常時さまざまなお薬を置いておくことができません。
同じような成分・薬効のお薬でも、製造メーカーや規格などの違いから、何十種類も存在することがあります。
そこで、院内処方にあたり、患者さんの健康に影響の出ない範囲で、今まで飲まれていたお薬から、同様の成分・薬効をもつ別のお薬への変更を提案させていただくことがあります。

このような方には、院内処方がおすすめです

  • 診察とお薬の会計をなるべく安くすませたい
  • お薬をもらうために薬局まで移動するのが大変
  • 定期的に飲んでいるお薬が6種類以内
    ➡ お薬の種類が多い場合は医師へご相談ください。お薬を整理して減らせる可能性があります。
  • お薬に1週間分ほど余裕のある状態でご来院できる
    ➡ お薬の取り寄せに1週間ほどかかることがあります。
  • 定期的に通院できる(※当院では最長28日処方)
  • 同様の成分・薬効ならお薬の製造メーカー・製品名等の変更が可能
    ➡ 院内採用できるお薬には限りがあるため、お薬の製造メーカー・製品名などの指定が難しい可能性があります。

ご来院時にお薬をスムーズにお渡しできるように、次回診療日時のご予約をおすすめしております。
また、お薬のことで何かご心配なことがありましたら、診察時にお気軽に医師にご相談ください。